「天皇陛下のお言葉」国民と家族を愛した真心に触れる (3/10ページ)

日刊大衆

「2018年7月に発生した集中豪雨被災地のお見舞いに行かれた際には、ありのままの現場を見たいとおっしゃられ、道の先端の崖のようになった場所まで近づかれたので、関係者が心配したほどでした。とはいえ、これが例外というわけではなく、こうした姿勢はいつものことなんです。実際、これまで何度もこうした光景を目にしてきました」(皇室担当記者)

 “皇室の慣例”をいくつも覆し、長きにわたって国民の心に寄り添ってきた天皇陛下。その願いと真心は、今年5月に新天皇に即位する皇太子殿下にも引き継がれることだろう。

■天皇のお言葉

「皆さんによろしく。仲よくしましょう」(昭和20年12月 米国人の記者へ)第二次世界大戦終戦の年、12歳の誕生日を迎えられる前にAP通信の記者から「米国の少年へのことづてはありますか」と尋ねられた際に、こう述べた。

「本当にかわいそうだ。早く材木を運んできて新しい家をつくれないのか」(昭和20年12月 12歳の誕生日の記者会見で)疎開先の栃木・日光から戻った陛下が、第二次世界大戦で米軍からの攻撃で焦土と化した東京を見たときの感想。沈痛の思いが伝わってくるお言葉である。

「けが人はなかったろうね」(昭和27年11月 伊勢神宮で)立太子の礼を終えて正式に皇太子となった陛下が参拝した際、1万人以上の人々の出迎えと歓迎ぶりを見て、宿泊先に戻ってから侍従に漏らしたお言葉。

「亡くなった多くの方や、目の前で肉親を失った人たちのことを考えると、胸が締めつけられる思いです」(昭和34年10月 被災地視察後の記者会見で)中部地方で死者5000人の被害をもたらした伊勢湾台風で、被災者の窮状を目の当たりにされて述べた。被災地への思いと訪問は、この後もずっと続く。

「親子3人が川の字になって寝るような家庭を作りたい」(昭和35年2月)第一男子、浩宮殿下(皇太子殿下)の誕生後に述べた言葉。これにより、皇室の伝統とは異なる親子同居を実現した。

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