「鎌倉殿の13人」一幡の死と頼家の追放。そして……第32回放送「災いの種」振り返り (6/12ページ)

Japaaan

挙兵以来の同志だった仁田忠常。これは富士の巻狩りで大猪を仕留めた時の勇姿(ただしこの猪が山の神で、その祟りによって寿命が縮んだとも)。歌川国芳筆

『吾妻鏡』だと時政の館へ褒美をもらいに行き、話が盛り上がったのか帰りが遅くなったために一族郎党が「時政暗殺の密命がバレて殺されたか」と誤解して謀叛を起こしてしまい、進退窮まった挙げ句に殺されるという残念なオチ。

大河ドラマのアレンジは、どこまでもまっすぐな忠常の魅力=視聴者の悲しみを引き立てる絶好の演出となったものの、個人的には「自刃するなら、自宅でやれ」と感じました。

和田義盛のように善後策を相談するならともかく、自刃を見せつけるなんて当てつけ以外の何物でもありません。ちょっと意地の悪い言い方をするなら「止めて欲しかったのか」とさえ思ってしまいます。

それにしても、時政の暗殺についてその息子である義時に相談するくらいなら、直接本人に打ち明けるのとそう変わらないのではないでしょうか。「又にしてくれ」と断った義時に良心の呵責(まだそんなものが残っていると仮定して)を負わせるだけの結果となりました。

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