「鎌倉殿の13人」一度戦となれば、一切容赦はしない。第36回放送「苦い盃」振り返り (11/11ページ)

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武士が小細工を弄するな!鎌倉武士の鑑・畠山重忠の高潔なエピソードを紹介

ついでに片手で郎党を投げ飛ばしたエピソードも。拳で床に穴があくのも納得です。

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義時の「平六を呼べ」は恐らく由比ヶ浜で重保を騙し討ちにする場面。『吾妻鏡』では義村の手勢が討ち取っています。

また、久しぶりに稲毛重成(演:村上誠基)も登場するでしょうか(『吾妻鏡』だと重保は従叔父である重成に呼ばれて鎌倉に滞在していました)。

りく「楽しいことを考えましょう」これは恐らく重忠の死後にその潔白が証明され、「牧氏の変」で失脚・出家(伊豆へ追放)させられた時政との会話と予想します。

それにしても、実朝は本当に可哀想ですね。たとえ騙されたとは言え、「決して殺してはならぬ」と後から言ったところで、もはや取り返しがつかないことを痛感させられるはずです。

当初「今週で重忠も最期か」と予想していましたが、次週に延びてよかったというより視聴者にとって胸の苦しい一週間が引き延ばされたのでした。

いよいよ次週こそ二俣川(重忠最期の地)の決戦。心して見届けましょう。

※参考文献:

清水亮『中世武士 畠山重忠 秩父平氏の嫡流』吉川弘文館、2018年10月 貫達人『人物叢書 畠山重忠』吉川弘文館、1987年3月

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