「鎌倉殿の13人」北条ファミリー最後の団らん…第37回放送「オンベレブンビンバ」振り返り (9/10ページ)
少し時をさかのぼって「夜(謀叛の決行)までに一つ、やっておきたいこと」があるとして、みんなで開いた北条ファミリー最後のホームパーティ。
政子が伊豆を懐かしんで植えてみた茄子について「これじゃダメだ」と義時・時房を従え手直しを始めます。
茄子はこぶし2つ分の間隔をあける……間引きするのかと思えば一株々々丁寧に植え直しており、やっぱり家族を「間引く」なんて出来ない時政なのでした。
ところで、家族みんなの幸せを願って唱えたオンベレブンビンバ……じゃなかったオンタラクソワカ。あれは確か、かつて北条政範が生まれて間もない頃に大姫が披露したんでしたっけ。
あの時はみんな一緒で、みんな笑顔で……時政にとって最も幸せだった時代を懐かしんで唱えたのかも知れません。
第38回放送「時を継ぐ者」ちなみにオンタラクソワカとは虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の真言。真言とはざっくり言うと「人間の言葉では表し切れない、仏様ご自身の真髄を表す言葉」だそうです。虚空蔵菩薩は宇宙の真理を司り、知恵や知識、記憶についてご利益があると言います。