「鎌倉殿の13人」繰り返される挑発に爆発寸前!北条義時・和田義盛の開戦前夜…第40回放送「罠と罠」予習【下】 (1/10ページ)
前回のあらすじ
時は建暦3年(1213年)、泉親衡(いずみ ちかひら)の乱によって捕らわれた御家人たち。
その中に、和田義盛(演:横田栄司)の息子と甥も加わっていました。
これは何かの間違いだ……さっそく義盛は源実朝(演:柿澤勇人)の元へ駆けつけるのでした。
前回の記事
天霽。鎌倉中兵起之由。風聞于諸國之間。遠近御家人群參。不知幾千万。和田左衛門尉義盛日來在上総國伊北庄。依此事馳參。今日參上御所。有御對面。以其次。且考累日勞功。且愁子息義直。義重等勘發事。仍今更有御感。不及被經沙汰。募父數度之勳功。被除彼兩息之罪名。義盛施老後之眉目。退出云々。
※『吾妻鏡』建暦3年(1213年)3月8日条
さて、まだ謀叛騒ぎの余波が収束せず、各地から押し寄せた軍勢が鎌倉じゅうで押し合いへし合いしている中、和田義盛が上総国伊北荘(現:千葉県いすみ市辺り)から戻ってきます。
「ウリン(羽林)、今までそれがしがどれほど鎌倉に貢献してきたか、覚えておいででしょうか!?」
義盛は挙兵以来の勲功を並べ立てて泣き落としにかかり、情にほだされた実朝は捕らわれていた和田義直(義盛の四男)と和田義重(同じく五男)を赦免しました。