【最終回】「鎌倉殿の13人」行け!俺たちの泰時… 第48回放送「報いの時」予習 (3/12ページ)

Japaaan

早可被發遣軍兵於京都者。右京兆以兩議。申二品之處。二品云。不上洛者。更難敗官軍歟。相待安保刑部丞實光以下武藏國勢。速可參洛者。就之。爲令上洛。今日遠江。駿河。伊豆。甲斐。相摸。武藏。安房。上総。下総。常陸。信濃。上野。下野。陸奥。出羽等國々。飛脚京兆奉書。可相具一族等之由。所仰家々長也。其状書樣。
自京都可襲坂東之由。有其聞之間。相摸權守。武藏守相具御勢。所打立也。以式部丞差向北國。此趣早相觸一家人々。可向者也。

※『吾妻鏡』承久3年(1221年)5月19日条

さて。いざ戦うとは言ったものの、こちらから京都まで攻め込むか、あるいは迎え撃つかで意見が分かれました。

「箱根と足柄の守りを固めて迎え撃った方が、労少なくして撃退できるのではなかろうか」

慣れないアウェーへ遠征するより、ホームで地の利を活かして戦った方が有利そうです。しかし、これに対して広元(大官令覚阿)が反対します。

「確かにその意見はもっともらしく聞こえる。しかし人間の奮起などいっときのもの。守りを固めると言って引き籠っている内に情熱は冷め、士気も下がってしまうだろう。喧嘩というのは何より勢いが大事なのだ。ここは運を天に任せ、ただちに出陣するべきだ」

その勢いに気圧された義時は、政子の意見を仰ぎました。

「……との事ですが、尼将軍のお考えはどうでしょうか?」

喧嘩は先手必勝!尼将軍かく語りき(イメージ)

「当たり前じゃないの。

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