【最終回】「鎌倉殿の13人」行け!俺たちの泰時… 第48回放送「報いの時」予習 (9/12ページ)
源左衛門尉)らはもはや防ぐ手立てもなく逃げ出しました。
しかし敗軍にも気骨の士はあるもので、葉室朝俊(はむろ ともとし)・八田知尚(はった ともひさ。八田知家の子)・佐々木高重(ささき たかしげ)・小野成時(おの なりとき)らは最期まで徹底抗戦。みごと玉砕したということです。
官軍の敗北、泰時に院宣下る一方、瀬田大橋では北条時房らの軍勢が大江親広(おおえ ちかひろ。広元の子)・藤原秀康(演:星智也)・小野盛綱(おの もりつな)・三浦胤義(演:岸田タツヤ)を撃破。敗れた官軍は這々のていで京都洛中へ逃げ帰ります。
「陛下、どうか門をお開け下され!」
御所の門を叩いた秀康たち。しかし後鳥羽上皇(演:尾上松也)はこれを拒否しました。
……院宣には男共御所に籠らば、鎌倉の武者共打圍て、我を攻ん事の口惜ければ、只今はとくとく何くへも引退けと、心弱仰下されければ、胤義是を承て、翔・重定に向て申けるは、口惜ましましける君の御心哉、かヽりける君にかたらはれまいらせて、謀反を起しける胤義こそ哀れなる……
※『承久記』巻下「後鳥羽上皇武士ニ退去ヲ命ジ給フ」
※読みやすさのため、カタカナを平仮名に直しています。【意訳】「そなたたちが御所に立て籠もれば、鎌倉の連中が朕を攻めるであろう。それは悔しくてならない。もはやそなたたちにしてやれることはない。すぐに逃げよ」と弱気な仰せ。胤義がこれを山田重定(重忠)は「何ということだ。陛下の気まぐれを真に受けて挙兵した胤義が気の毒でならない」と憤った。