「どうする家康」おんな城主お市の最期。茶々に受け継がれる天下取りの野望。第30回放送「新たなる覇者」振り返り (6/16ページ)

Japaaan

各派の真意は概ね解りますね。少なくとも秀吉が「ナントカと神輿は軽いほどいい」と思っているのは間違いなさそうです。

ちなみに、本作ではいきなり出てきた丹羽長秀と池田恒興(演:徳重聡)とは何者?と思われた方は少なくない堀んじゃないでしょうか。

ごくざっくり紹介すると、丹羽長秀は織田家の次席家老で、柴田勝家に次ぐ重鎮。信長時代から活躍していました(これからの活躍に期待)。

また池田恒興は信長の乳兄弟にあたり、永年忠義を尽くした忠臣。信長亡き今は最も頼れそうな秀吉につこうとしているようです。

この四者による丁々発止の議論が清洲会議の見所なのですが、本作ではほぼ全カットなので、こちらも結果のみ。

【家督は三法師が継ぎ、信雄と信孝が共同で後見する】

結局まとまらなかったので、一緒に後見する形にしたのでしょう(最初から話し合わなくても同じだったと見るべきか、両派が必死に話し合ったからこそこの結果にバランスがとれたと見るべきか……)。

また実務的なことは経験豊かな四家老が補佐+状況によって盟友の家康にも外部委託。ここに家康は、一部とはいえ織田家の舵取りを託されるようになりました。永年愚直に盟友の信義を貫いた賜物と言えるでしょう。

(※本作では家康が姉川で信長を裏切りかけたり、本能寺で信長を殺しかけたりしていますが、それらは全くのフィクションです)

ちなみに、傅役(もりやく。教育係)には堀秀政(ほり ひでまさ)が任じられました。これでひとまず織田家の新体制は決まったのですが……(後半に続きます)。

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