『べらぼう』蔦重の“初恋の師匠”で最長の相棒!北尾重政の影の功労者ぶりを史実とドラマから探る (2/9ページ)
実は「べらぼう」影の立役者・北尾重政
穏やかな笑顔、粋な所作、面倒見のよさなどで人気の北尾重政。橋本淳さんがぴったりですよね。いつもご機嫌な重政がブチギレして蔦重に「さすがに付き合いきれねえ。このべらぼうめ!」の啖呵を切ったのは、今回が初めてでした。
蔦重からの「平賀源内風の役者の大首絵を描け」という無理難題に北尾一門の弟子、北尾政演(古川雄大)や北尾政美(高島豪志)らが疲弊していくのを見かねたのでしょうか。蔦重の具体性のない「やり直し!」にも腹を立てたのかもしれません。
重政を演じた橋本さん曰く、「蔦重への想いも込めて」怒ったそうです。
思い返せば、蔦重が重政に初めて出会ったのは「べらぼう」第3回「先客万来『一目千本』」。初出版となる『一目千本』の構成を打ち合わせ時、黒一色だけの墨摺りで120人以上の女郎の姿を載せると聞き、「似たような絵ばかりが延々続いて、面白くねえんじゃねえか?」と重政。
そこで、作業場にある生花に目をとめた蔦重は「女郎を花にたとえるってえのはどうでしょう」と提案します。即、「ツンとしているのは“わさびの花”とか!」と即座に返します。