朝ドラ【風、薫る】日本髪はなぜダメだった?“女子断髪禁止令”の時代にバーンズ先生が教えた看護の基本 (3/10ページ)
生徒たちは、看護のプロになるために、“新しい時代の職業婦人”になる意識を持つことが大切だったのです。
さらに、先生は皆に「日本髪の廃止」を言い渡します。「次はあなたたち自身が清潔になること」と。
油で固め洗髪もまめにできない日本髪は不潔なので「自分たちで髪型を整えるよう」に指示したのです。
ほとんどの女性が日本髪の時代。皆戸惑っていましたね。(入学前にバッサリ髪を切っていた直美(上坂樹里)以外は)
日本髪をやめ白いエプロンをしてよりナースらしくなってきた生徒たち。(NHK「風、薫る」公式サイトより)
油で固めた日本髪は月に1度しか洗えず不衛生看護婦は、感染を防ぐためにも「自分自身の衛生」に気を配る必要がありました。現代と違い、明治初期、多くの女性は日本髪を髪結職人に結ってもらい、洗髪は月に1回ほどでした。
そして、髷には固定用ビン付け油、艶を出す椿油、匂いを付ける香油などを塗っていました。そのため埃やゴミが付着しやすく、汗や皮脂で地肌も汚れやすいものでした。
江戸時代の美容指南書『都風俗化粧伝』には
「夏の日は汗と油の腐りたるにて、はなはだあしき臭いすれば、嗜みて、ことにたびたび洗い、悪しき臭いを去るべきことなり」
とあります。決して清潔とはいえないですね。
そして、「ふのり(海藻)」と「うどん粉」を熱湯に溶かして髪にすりつけ揉んでからすすぎ、最後に水で洗う洗髪方法が書いてあるそう。