朝ドラ【風、薫る】日本髪はなぜダメだった?“女子断髪禁止令”の時代にバーンズ先生が教えた看護の基本 (1/10ページ)
NHK朝の連続テレビ小説『風、薫る』。
いよいよ『梅岡女学校附属 看護婦養成所』に、スコットランド人看護学教師・バーンズ(エマ・ハワード)が到着し授業が始まりました。
ところが、会話は英語で意味がよくわからない上に、教えられたことは「シーツ交換や掃除」ばかり。どこが「看護の勉強」なのか理解できない生徒たちはストレスを抱えます。
さらに、バーンズ先生は、『日本髪は禁止』を言い渡します。看護とどう関係するの?と、とまどう生徒たちですが、髪型は看護婦にとって非常に重要なことでした。
明治時代、看護の世界ではなくとも、ちょん髷をやめ断髪になる男性が増えた影響で、一般の女性も髪を切る人が増えました。ところが「女が髪を短くするのはけしからん」と、東京府が『女子断髪禁止令』を出したこともあったのです。
この時代、女性が古い日本髪を捨て断髪や束髪に変えることは、『より衛生的で合理的なスタイルを選んだ職業婦人であること』であり『自分の生き方・考え方を変える』表明でもありました。
※現代は「看護師」と呼びますが、この記事内ではドラマの時代に合わせて「看護婦」とします。