想像の余地を残すドット絵表現の可能性 たかくらかずき×m7kenji対談 (13/15ページ)
m7kenji そういう使い心地みたいなものは学んでいきたいと思います。
そもそも、ドットシーンなんてあるの(笑)?
──最近、ドットシーンで気になる動きはありますか? 例えば今年9月に映画『ピクセル』が公開されますよね。
たかくら 『ピクセル』すごく楽しみですね〜! 『ピクセル』もそうだし、『LEGO ムービー』もそうだったけど、ドットを立体化するみたいな流れきてる気がしますね。マインクラフト的な表現というか。
ドット彫刻なんていうのをやっている人もいますよね。
m7kenji 僕らは、全然ね。
たかくら 外側だからね、僕ら。
──お2人はドットシーンの主流にはいないんですか?
たかくら そもそも、ドットシーンなんてあるの(笑)?
m7kenji ゲームとしてのドット絵を極めていく人と、単純にドット絵の見た目が好きで、作品に取り入れてやってる人がいると思うんです。
ドット絵って、色数や解像度や描き込みの細かさなど、絵としての面白さ以外に技術的に優れているかが評価の基準になったりしますが、単純に、いち表現方法としてみんな好きに楽しめばいいんじゃないかって思います。
たかくら ツールでしかない部分もあるよね。
m7kenji 僕が尊敬するアーティストの1つに「Delaware」というグループの方々がいまして、「ビットマップでやると決めてしまった瞬間に技術の修練に時間の費やしようがあまりない、未来へのステップを踏むのに最適だ」といった内容の詩がありまして。
たかくら 敷居が低いんだろうね。
m7kenji 敷居は低いけど、奥は深い。
たかくら 僕は、ドット絵は日本的なやり方だと思っています。奥行きがない日本画的な表現にすごく合ってるから。