発生50年「三億円事件」現場のいま あの日この場所で、犯人は何を考えたか

| Jタウンネット
目的地、東芝府中事業所のエレベーター試験塔と府中刑務所の無機質な塀

戦後最大級のミステリー、三億円事件から50年が経った。

事件は1968年12月10日に発生。日本信託銀行国分寺支店(東京都国分寺市)から東芝府中事業所(府中市)に向けて出発した、東芝従業員に支払われるボーナス総額3億円を載せた現金輸送車が強奪され、時価換算では今もって国内の犯罪史上最高額とされる金額が奪われた。


目的地、東芝府中事業所のエレベーター試験塔と府中刑務所の無機質な塀

戦後犯罪史に残る未解決事件となった3億円事件。からちょうど半世紀後の18年12月10日、記者は事件発生現場をたどって、時代の変わりようと犯人の手口に考えを巡らせた。

半世紀後の強奪現場

現金輸送車が強奪されたのは1968年12月10日午前9時22分頃、東京では季節外れの雷雨が降っていた。あと数十メートルで目的地の東芝府中事業所内というところで、ニセ警官に輸送車を止められ、職員は3億円を車ごと奪われた。

その手口についてはもはや言うまでもないが、

「支店長の巣鴨の自宅が爆破されました。この車にも爆弾が仕掛けられているかもしれない」

と言って車の点検を装い、爆発すると見せかけて発煙筒を焚いて職員3人が車から逃げた隙に車を運転して逃走、そのまま75年に時効を迎えて事件は迷宮入りした。

その現金強奪現場は府中刑務所北側の通りで、JR武蔵野線の線路と北府中駅をはさんで広大な東芝府中事業所(以下、東芝府中)が広がり、府中刑務所に向かい合っている立地である。

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