【小説】国芳になる日まで 〜吉原花魁と歌川国芳の恋〜第22話 (1/12ページ)
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【小説】国芳になる日まで 〜吉原花魁と歌川国芳の恋〜第21話 ◾文化八年、二月(4)国直が芳三郎を居候させはじめたという噂は、すぐに工房内に広まった。
「おい芳坊、国直のどこがいいんだ」
国直と仲の良い国丸と国安が寄ってきて、声をひそめて訊いた。国安と国直は同い年、国丸は一つ下で、入門時期もほぼ同時である。
三人とも門下で有数の筆達者で、「歌川の三羽烏」ともてはやされた。
