リアルなサイコパスを描いた10の映画作品 (5/10ページ)
私たちは、こうした暴力的な犯罪者は、涎を垂らして物欲しそうにしているとか、第三の眼を持っているといった先入観をなかなか捨て去ることができない。アメリカでは、3人以上殺してまだ捕まっていない連続殺人犯は、常に20~50人はいる
トゥッチは、ハーベイの役づくりのために、ダグラスと2日間、FBI捜査官と連続殺人犯という設定でロールプレイングした。
その目的は、サイコパスをモンスターではなく人間として、ありのままに見せることだった。これは確かに成功し、トゥッチの迫真の演技はアカデミー賞にノミネートされた。
6.「ハート・ロッカー」のウィリアム・ジェームズ軍曹
『ハート・ロッカー』(2008年)の、爆弾処理班のウィリアム・ジェームズ軍曹(ジェレミー・レナー)は、無謀ともいえるやり方で爆弾処理を推し進めるため、チーム内に緊張や不安を引き起こす。
極度に緊張と集中力を強いられる状況においても、ジェームズは心にのしかかるストレスを分散することができ、まるでなんの影響も受けないかのように、新たな任務にとりかかることが可能だ。
これは、心理学者の元に通って戦闘のストレスをなんとかしようとする、チームの技術兵オーウェン・エルドリッジ(ブライアン・ジェラティ)とは正反対だ。
確かに、極度のプレッシャーの中、集中することができるのは、爆弾処理の技術者に必要なことだが、これはサイコパスの兆候のひとつでもある。
エッセイ『What Psychopaths Can do that Everyone Else Can't』の中で、ジョージ・サイモン博士は説明する。