リアルなサイコパスを描いた10の映画作品 (6/10ページ)
サイコパスの特徴のほとんどが、良心と共感の欠如と言われるが、それよりももっと狡猾なのは、感情を分散することができる能力だと思う。
彼らは一見、普通の人と同じように感じ、傷つき、感情移入することができるように見える。だが、致命的なのは、彼らはいとも簡単に、他者を思いやる感情をオフにすることができるということだ
5. 「ルームメイト」のヘドラ・カールソン
1992年の『ルームメイト』の異常者はジェニファー・ジェーソン・リー演じるヘドラ・カールソン。キャサリン・トラメルと同様、ヘドラも男の性欲を最大限に利用する。
ライステッドの研究チームによると、映画の中の女性サイコパスの多くは、性をおもな武器として作為的に他人を操る人物として描かれているという。彼女たちは、男性の性欲を自分に有利なように利用することが抜群にうまいのだ。
ヘドラは、ほかのサイコパスと同様、病的な嘘つきでもある。反論の証拠を突きつけても、平然としているので、反論したほうが自分のほうが間違っているのではないかと不安になる。サイコパスは、その関係において自分が全能であるかのようにふるまう。
プレストン・ニーは、著作『How to Communicate Effectively and Handle DifficultPeople』の中で、サイコパスは自分が関わっている関係に、より強大な力を及ぼせるよう、目的を達成するためならなんでもでっちあげると言っている。
息を吐くように嘘をつき、真実を歪め、欺き、約束を破り、弱い者をおまえが悪いと責めるのは、サイコパスの攻撃的で悪辣な計画を進めるための常套手段なのだ。