「鎌倉殿の13人」ついに比企一族の滅亡。頼家が目を覚ますと…第31回放送「諦めの悪い男」振り返り (8/12ページ)

Japaaan

「待っていたぞ、能員」

完全武装で能員を待ち受ける時政(イメージ)

この「能員」という諱での呼び方は、時代考証的に違和感はあるものの、例えば藤四郎(能員の通称)と呼ぶよりも改まったよそよそしさや凄みが引き立っていました。

丸腰の者を討てば坂東武者の名折れ……だから手を出せまいと高をくくっていた能員に、時政は言い放ちます。

「お前さんは坂東生まれじゃねえから分からねえだろうが……坂東武者ってのはな、勝ためには何でもするんだ。名前に傷がつくぐれえ屁でもねえさ」

進退窮まった能員は、事前に根回ししておいたはずの三浦義村にも裏切られて万事休す。

「三浦を見くびってもらっちゃ困るな。北条とは二代にわたって刎頸の交わりよ」

この刎頸(ふんけい)の交わりとは「相手のためなら、首(頸)をは(刎)ねられても後悔しない」と思える交わり=親友を表す故事成語。

二代とは亡き父・三浦義澄(演:佐藤B作)と時政の代からとのこと。この義村のセリフ、後に和田合戦(建暦3・1213年)で三浦一族の長老である従兄の義盛を裏切って北条に味方する時の伏線になりそうです。

果たして忠常に斬られた能員。しかし中に鎧を着込んでいたため、何だか手ごたえがありません。高岸さんの「ん、あれ?」という表情が絶妙でしたね。

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